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こんにちは。理事長の首藤です。
昨日は4月14日。シーイーシー。
CECの創立記念日です。
『10年』というひとつの節目を迎えました。
「多くの困難を乗り越えてきた」と言えば、それらしく聞こえるのかもしれません。けれど不思議なことに、そうした記憶はあまり残っていません。もしかすると、見えないところではいくつもの苦労があったのでしょう。それでもスタッフやボランティアは、それを少しも表に出すことなく、それぞれの持ち場で最善を尽くしてくれていました。
私自身も、勤務していた小学校との両立のなかで、いつもどこか余白のない日々を過ごしていました。「もう少し時間があれば」と、弱音が喉元までこみ上げてくることも幾度となくありました。けれど、そんなとき思い浮かぶのは、黙々と力を尽くす仲間たちの姿でした。そのたびに、不思議と心は整い、大変さはやがて「ありがたさ」へと姿を変えていきました。
子ども達の英語の格差を埋めたい——そんなささやかな願いから、10年前にママ友達とともに始めたCEC。けれど、歩みを共にするうちに見えてきたのは、それまでママ友として気づくことのなかった一人ひとりの才能と輝きでした。同じ場所にいながら、こんなにも豊かな力があったのかと、何度も驚かされました。
子ども達もまた、時の流れとともに大きく変わっていきました。かつては私一人で机や椅子を並べていた教室に、今では自然と子どもたちが集まり、当たり前のように準備を整えていきます。そして授業が終われば、何も言わずとも静かに片付けが進んでいく——そんな光景が日常になりました。
英語学習も同じです。
教えているはずだった時間は、いつしか「自分たちでやるから大丈夫」とやんわりと手を離される時間へと変わりました。それはまさにCECが目指していたものでした。
CECが大切にしているのは、「教えること」そのものではなく、「学び方を手渡すこと」です。学びの主導権は、いつでも子どもたち自身にあります。それは放任とは違います。何もせずただ見守るだけではありません。英語の基礎を築き、学び方の道しるべを示し、言語学習の楽しさにそっと火を灯す。そして最後には、それぞれの足で歩いていけるよう、送り出します。
10年という歳月のなかで、かつての子どもたちは高校生となり、今度はボランティアとしてこの場所に戻ってきてくれるようになりました。幼い面影を残しながらも、今では頼もしい仲間として、同じ時間を支えてくれています。CECでの経験を胸に、その歩みをレポートに綴り、有名高校への扉を開いた卒業生もいます。
振り返れば、この10年は「何かを乗り越えた時間」というよりも、人と人とが支え合い、育ち合いながら、積み重なってきた時間だったのかもしれません。
さて、次の10年。
今度は何が待っているのでしょうか。
AIの出現により、社会はもちろん英語学習も劇的な変化を遂げることでしょう。そして、言語とは何か、コミュニケーションとは何か、学びとは何かを一層問われることになるでしょう。
*写真はAIが作ったCECの概要です。修正したい表現もありますが、よく出来ています。

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