イギリス・パンケーキレースの旅 (9) 〜アメリカ人ボブの夢 The Pancake Race 9 -An American, Bob’s Dream
*English follows. これは2023年2月18日から25日まで、パンケキーレースの視察で、イギリスのオルニーという町を訪れたときのレポートです。
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レースの後、夕方7時から教会のホールで走者を交えてパーティーがありました。そこで出会ったのがアメリカ人のボブです。
そのパーティーのメインの目的は、アメリカのカンザス州の結果を知ることです。パンケーキレースは実は国際大会なのです。毎年アメリカのカンザス州リベラルという町とタイムを競い合っています。時差が6時間あるので、カンザスのレースが終わって落ち着いた7時からオンライン(昔は国際電話!)でつないでお互いの優勝者のタイムを確認し合います。初日に出会ったティムはリベラルパンケーキレースのアンバサダーです。
カンザス州リベラルと競い合うようになったのは、1950年、リベラル・ジェイシーズ(ライオンズクラブみたいなものとか)のメンバーがTIME誌でパンケーキレースの記事を読んで、オルニーにレースを挑んだことが始まりのようです。
何だかどこかで聞いたようなきっかけです。そう、私達CECもリーディングの本でパンケーキレースのことを知って、自分達のパンケーキレースを始めました。
さて日本語で「こんにちは」と挨拶してくれたボブですが、彼は30年前に群馬県の学校で英語を教えていたそうです。ちなみにレースを走った日本人女性も群馬出身です!その彼がおもむろに見せてくれたのが当時のデイリー読売(英字新聞)の切り抜きで、そこにはオルニーのパンケーキレースの様子が書かれていました。そしてボブの名字は何と”Olney”だというのです!
時間ができたらいつかオルニーにパンケーキレースを見にきたいとこの新聞記事をずっと大切に持っていたそうです。
カンザスの「TIME誌」
ボブの「デイリー読売」
CECの「オックスフォード・リーディング・ツリー」
一度パンケーキレースを知ってしまうと皆、この楽しそうなイベントが頭から離れなくなるのでしょうか。
ちなみに今年の優勝はオルニーで、真面目に見えた運営委員長のデビッドが子どものような無邪気な笑みで喜んでいました。
次は前回ちょっとだけお話しした、行き詰まった計画について書きます。
*残念なことにボブの写真を撮るのを忘れました。
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